今さら聞けない家電リサイクル法

2017年11月16日 2017年11月25日

staff

こんにちは。
福岡県北九州市八幡西区の「リサイクル&便利屋」オンリー1です。

家電を買い替える時、「家電リサイクル法」が適応され、当たり前のように払っているリサイクル料。昔は、家電製品を捨てるのにお金なんかかからなかったのに、と、なんだか損した気分になりますよね。

30代後半以上の人なら「家電リサイクル法」が施行された当時を覚えている人も多いかと思いますが、結局、家電製品を捨てる時にお金がかかるようになったのはなぜだったっけ？と疑問に思う方のために、「家電リサイクル法」とは？を、簡単にお話していきます。

◇家電リサイクル法とは

家電リサイクル法は、2001年4月1日に施行された法律で、正式名称は「特定家庭用機器再商品化法」と言います。
「特定家庭用機器」と記されているように、すべての家電製品が対象ではなく、定められた家電製品に対して、リサイクル料が課せられるようになりました。

◆対象家電製品

・エアコン

・テレビ（ブラウン管式および液晶・プラズマ式）
（チューナーを内蔵していないモニターや、電池式（蓄電池を含む）の液晶テレビ（カーテレビ、携帯テレビ）、パソコンモニターなどは対象外）

・電気冷蔵庫および電気冷凍庫

・電気洗濯機および衣類乾燥機（電気式、ガス式共）

以上となり、これらは「家電４品目」と呼ばれています。

◆家電リサイクル法ができた理由

家電リサイクル法ができる前、廃棄される家電製品を含む一般廃棄物は、基本的に市町村が収集・処理をおこなっていました。
市町村の「処理」には当然リサイクルも含まれていましたが、すべてリサイクルをおこなうのは困難な状況が続きました。
非常にかたい部品が含まれているので、粗大ごみ処理施設での粉砕処理や、焼却処分にしても「ごみ」としての減量も難しく、多くがそのまま埋め立て処分されていました。

家電製品には、鉄・銅・アルミといった金属や、プラスチック類、リサイクルできるものがたくさん使われて作られています。
そのほとんどが、リサイクルされず埋め立て処分になっていたなんて本当にもったいない話ですよね。

市町村でのリサイクルの限界、また、埋め立て処分場の限界値が見えてきたこと。
そのため、廃棄物の減量、資源の有効利用を目指すことになり、家電リサイクル法が制定されることとなりました。